無駄な話を辞める方法 〜自分のことは話すな〜を読んで

書評

 

いつも無駄な話をしてしまう、という経験はありませんか。私はいつもこの話をなければ良かったと後悔することがよくあります。焦って、つい余計なことを口走り、失礼になったり、無駄な時間を過ごすことがなんと多いことか。

話し方の本は、いつもよく売れているので、皆さん同じように悩んでいるのでしょう。

今回、読んだのは、”自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的に良くする技術”です。

仕事をしている全ての人に突き刺さるタイトルになっていますね。このタイトルは、読んでみたくなりました。無駄な話をしてしまう悩みの解決策があると思いました。

目次

読んで、参考になったこと

・相手のことを知ろうとする姿勢

一番参考になったのは、相手のことを知ろうとする姿勢を持ち続けることです。この本の主題だと思います。自分のことばかり話して、気持ちよくなっても、価値がないよということです。

自分に最も欠けていると感じましたね。話しをしているとき、途切れないように必死で、相手を見えていないことがよくあるからです。

相手が求めていること、置かれている状況を良く観察し、相手が中心となる会話を心がけるようにする必要があります。

・相手を褒めるのもNG

褒めるという行為が上から目線であり、NG行動だと書かれています。確かにと思いました。

褒めるのではなく、相手に感謝していること、尊敬出来るところ、凄いと思ったところを上げることで、相手に良い印象を与えることが出来るということで、早速実践してみようと思います。

ちょっと難しいなと思ったこと

本書の中には、会話のコツや実例がたくさん書かれているのですが、全部はとても意識できません。多すぎて、混乱し、会話にならないでしょう。

序盤に実例として出てくる出身地の話で、川越の話をするのですが、

”川越といえば、小江戸・川越として人気ですよね。2年ほど前に電車で行ったことがあります。きっとお詳しいのでしょうね。次回行く時のために、オススメの和食屋さんなどがあれば、教えてください。”

私はスラスラとこのような回答が出てくる日が来るのでしょうか。よほど、意識出来た先にあるものだと思ってしまいました。

この考え方はタメになる

・話す内容の5割カットを目指す

ズバリの答えを返す
  つらつら話さない。相手の求めている答えだけを端的に伝える。
代替案を出す
  相手が選択できる案を出す。
プラスの感情
  マイナスの感情(特に怒りの感情)を出さない。

この内容を意識するのが、一番効果的だと感じました。振り返れば、自分の会話は挙げている内容が一つも出来ていないので。いかに相手の求める答えを端的に気持ちよく話せるかがポイントになるので、一つずつでも出来るようにしていきたいです。

オススメしたい人

・初対面の人と話すのが苦手な人
・営業職になったけど、何話せばいいのだろうと思っている人
・日頃から喋りすぎて、余計なことを言ってしまう人(私のこと)

会話は重ねないと、上手くならないとは思いますが、相手をよく見て、求めていること、感謝や尊敬の念を持って話すよう意識するだけでも、徐々に変わっていくのではないかと思います。

そして、”自分のことは一切話さない”という心意気で丁度良いと思います。