今日は、こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、年間100冊のビジネス書を読んで年功序列無視の昇進を果たしている、たべっちです!
今回は、Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法を紹介していきます。
この本を総評を先にお伝えしますね!
Think rightの総評;思い込みはなくせない、それでもなくす努力はしないといけない
心理学の実験結果を交えながら、人が陥りやすい思い込みを紹介しています。
ビジネス全般に使える内容になっていて、営業マンとしての振る舞いや人を動かす際に気を付けるポイントが書かれています。
☑ 本記事の内容
- Think rightの全体像
- 絶対に知っておくべき思い込み5選
どんな内容になっているのか、さっそく紹介していきます!
目次
Think right 全体を通して
本書ですが、人間が陥りやすい思い込みや考えの偏りを52つ紹介しています。
返報性の法則やハロー効果など、一般的ですが効果が激強いものも紹介されており、網羅性がある内容となっています。
著者は、ベストセラーであるThink clearly、Think Smart を執筆しており、この本は過去に出版されたものを復刻したものです。
はっきり言いますが、52つもあったら覚えられないww
しかも、いくつかの思い込みがつながるので、思い込みをすべて回避するのは無理ゲーです。
全体を通して感じたことは、”自分の思考はフラットなのか、影響されていないかを自問するための意識を持ちましょう”です。
家に1冊置いて、何度も読み返し、こんなパターンあった!、引っかかってる!など答え合わせを後でするための本だなと思っています。
これから紹介するのは、これだけは知っておいてほしい思い込みを厳選し、5つに絞っています。
それを読んで、自分に当てはまる!と思った人は、この本を通して読むべきです。
プライベートでもビジネスでも思い込みで失敗する可能性がありますよ。
Think right 絶対知っておくべき思い込み5選
ここでは、本書の中では52つ紹介されていた思い込みのうち、特に大事だと感じた5つを紹介します。
他人事と思わず、自分は大丈夫かな?と自問しながら読んでみてください。
生き残りのワナ
”日常では「成功」が「失敗」よりはるかに目立つために、成功への見通しを甘く見て過大評価してしまう”
成功しているミュージシャンや漫画家を見て、自分も成功するんだ!と思うのですが、成功者の1,000倍は失敗している人がいるはずです。
僕たちは、失敗を見ていないので、みんな成功しているように感じるのです。
ビジネスも一緒です。
起業や副業で成功している人が目に尽きますが、失敗している人はひっそり消えていきます。
成功事例だけで、自分も成功する!!は思考停止しているので、立ち止まって考えましょう。
社会的証明のワナ
”「他の人と同じように行動するのが正しい」と思ってしまう傾向”
日本人にありがちと思いますか?
文化圏に関係なく、起りえます。
1950年のアメリカで実験したところ、他の人全員が間違った答えを言うと、自分も間違った答えを言ってしまうという結果が出ています。
1人で答えると、正しい答えが言えるにもかかわらずです。
一番売れている商品が一番優れていると勘違いするのも、このパターンです。
他人の意見を受け入れてしまうのは、本能レベルの話なので、無理もないことなのです。
本当にそれは正しいのか?
焦らず考えてみることをおススメします。
集団思考のワナ
”ひとりひとりが普通の状況で判断していたらそうはならなかった愚かしい決定が、集団で話し合ったために下されてしまう”
1つ前で紹介した社会的証明のワナの特別パターンです。
ビジネスの会議でも同じようなことが起こります。
外から見ると、何でそんな判断に??となることは、どんなに優秀な人が集まっても起こります。
会議で皆が同じ意見で反対意見ゼロの時は、要注意です。
とんでもない方向に進んでいくかもしれません。
自分の考え方おかしいのかな?と疑問を持った時は黙ってはいけません。
たとえ、嫌われようとも「自分の意見」を発信しましょう。
過剰行動のワナ
”そこまで動かなくてもいい時に過剰に動く傾向”
サッカーのPKがよく例に挙げられますね。
真ん中に立っているほが止められる確率は高いのですが、だいたい左右に動いてしまいます。
じっとしっていて、決められるほうがばつが悪いと感じてしまうからです。
経験が少ないときや状況がはっきりしないときに起りやすい現象です。
じゃあ、どうするか?
よくわからないときは、じっとしましょう。
動けば動くだけ、アリ地獄にはまっていくようなものです。
時間が解決してくれることも多くあるので、へたに動かないことですね。
自己奉仕のワナ
”成功すれば、自分のおかげだが、失敗したときは他人のせい”
ビジネスではよくあることですね。
営業で良い成績が取れたら、自分の頑張りのおかげと自己評価する。
成績が悪くなると、景気のせい、製品が悪いからなど自分以外に原因を求めだします。
理由は1つで、自分のやったことを評価しすぎです。
夫婦に関する調査で自分の家族への貢献度を質問した場合、自分のほうが50%以上と評価するんですね。
対処の仕方は、「耳の痛いことを言ってくれる人」をそばに置いておくです。
厳しいことを言ってもらえないと、自分が有能と勘違いします。
いないなと思ったら、価値観の違う人を探して、話をしてもらうのが良いですよ!
Think right まとめ 思い込みはなくせない
Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法を紹介してきましたが、他にも40つ以上の思い込みのワナがあります。
さらに著者が書いていますが、全部は紹介出来ていないと。。
それだけ、僕たちには思い込みのワナが潜んでいて、引っかからないようにするのは無理です。
じゃあ、どうするのか?
自分にとって損失が大きいこと(家を買う、クルマを買う、仕事を変えるなど)の時は、慎重に論理的に考えるようにする。
チェックリストを作って、判断するのが効果的ですね。
損失が小さいこと(クルマのメーカーをどこにするか)などは直感的に決めるなど、ルールを決めると良いですね。
思い込みで仕事するな! よく考えろ!と職場で上司に言われる人は、思い込みのワナに引っかかっているかも。
自分がそうかも?と思ったら、本書を手に取って、思い込みのワナを1つでも多く知っておいたほうがいいですよ。
思考法なら、こんな本もおススメです!
今まで、常識だと思っていたことがいかに思い込みなのか知ることが出来ますよ!