- 今の仕事が嫌になっている人
- 毎日が息苦しいのはなぜだろう、と疑問を抱いている人
今の仕事面白くないな、毎日の生活がしんどいなという人に向けた本になっています。
プロ奢ラレヤーさんのことは、前から知っていたのですが、書店に行った際、たまたま見かけて、手に取ってみました。
読んでみて、常識にとらわれない生き方、多くの人から話を聞くことで見えてくる人生観は、とても面白いです。
人生を簡単にするためのヒントが詰まっているので、新ジャンルの自己啓発本になっています。
目次
本書の構成;嫌なこと、全部辞めても生きられる
前書き
第一章 お金とか、仕事の話
第二章 人生とか、ライフハック的な何か
第三章 メンタルとか、人間関係とか。
後書き
特に第一章のお金とか、仕事の話が全体の半分を占めています。
現代人にとって、お金・仕事は人生の中で影響が大きいものだと分かります。
著者の情報;嫌なこと、全部辞めても生きられる
著者;プロ奢ラレヤー
1997年生まれ埼玉県生まれ。高卒。
職業は、「プロの奢られ屋」ツイッターのフォロワーは約9万人。奢られ実績は、累計2000人以上にも及ぶ。芸能人、YouTuber、大学教授、経営者、元犯罪者、風俗嬢、女子高生など、日々さまざまな経歴の人間から「ぜひ奢らせてください」とダイレクトメッセージが届くが、返信をするかは本人の気分次第。本人いわく「決められたスケジュールが嫌い」。真夏でもニット帽を被り、真冬でもゲタで生活しているため、年間50回以上は職務質問を受ける。ツイッターでの愛称は、「プロ奢(ぷろおご)」。
著者情報が今まで見たことない、クセの強さです!
普段出会わない人から、話を聞けるので、新しい考え方や生き方が見えてくるのかなと感じます。
奢ってくれる人の経歴が普通の生活をしているだけでは、出会えないです。
なので、この本で非日常体験が出来ます。
嫌なこと、全部辞めても生きられる 全体を通して
単純に面白いです!
出てくる人のエピソードが深いので、心に刺さるものがあります。
本の中に出てくる人、鬱の人が多いのですが、なぜでしょう。
それだけ、皆さん生活がしんどいのでしょうか。
この本を読んでいると、常識から外れ、多様化な生き方が出来るようになりそうです。
とはいえ、プロ奢ラレヤーさんと同じことは出来ないですが。
嫌なこと、全部辞めても生きられるで参考になった話
ここからは、読んでいて、各章で特に響いた点、気になった点を伝えていきます。
見栄なんてランニングコストの塊
「お金のかかる不幸せな生き方」があるとしたら、それはきっと見栄に支配された生き方
承認欲求を満たそうとする生き方をすると、いつまでも満足できず、辛くなるというお話です。
地方には多いんじゃないでしょうか。
コミュニティが狭いと、相手と比較し、より良いものを求めます。
四国、こんなんばっかりですよww(実体験)
持ち物を相手より良い物をという考え方は、今でも根強いです。
世代が変われば、無くなるのかもしれませんが。
「嫌いなこと」で生きていかない方が大事
好きなことしかやらないのと決めるのは、縛りプレイと同じで不自由
好きなことだけで、生きていける人は、狂っているらしいです。
好きなことを見つけるのって、実は難しいです。
好きなことだと思い込んで、突っ走っても、実は好きじゃなかった。
ということが起こります。
肩の力を抜いて、自分が得意なことに全力投球した方が、仕事も家庭も上手くいきますよ。
全ての悩みは、「他人事」で解決する
その問題は、遠い昔に解決した、というつもりで振り返ってみる
他人の悩みって、客観的にみると、なんでそんなので悩んでいるのだろうと感じることがあります。
しかし、自分ごとになると、大問題になります。
”全ての問題は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇”とは、うまく表現されています。
仕事に対して、いつも近くで見てしまい、ストレスをためる傾向にあるので、遠くから見て、笑いごとだと思って、仕事に取り組みます。
過去に解決したつもりで物事に接すると、客観視出来るので、解決策が見えてきます。
仕事や家庭の問題があるときは、この考え方を採用してみてはどうでしょう。
嫌なこと、全部辞めても生きられるで難しいと感じた話
自分の現実と合っていないのか、自分が間違っているのかは分かりませんが、実践するのが難しそうな話です。
ほとんどの話が同意出来たのですが。。
老後に必要な資金は、暴落する。だから、今使おう
同じ100万円でも今と老後だったら、今使う方がお得
今、1人で生活しているなら、その通りです。
ただ、子供がいると難しいですね。
子供のためにお金を使うとなると、近い未来お金が必要になるので、使えばいいわけではないです。
家族がいると、お金の話が難しくなりそうです。
最もタメになった話
ストレスは、「不自由」の中から「自由」を探し出すことで減る
制約の中から、ちょっとでも自分に裁量権があるゾーンを探す
会社員、心当たりが多いのではないでしょうか。
何もかも自由になったら、実は難しい。
大半の人は、自分のことがコントロール出来ませんからね。
私にとって、不自由を定義すると、不自由とは、”同じ場所にいること”です。
会社員で出社必須のところなので、同じ場所にいなければならない。
けど、じっとしていられないので、社内で場所を選ばず、仕事が出来る環境を作っています。
パソコンをモバイルにして、自分の席でなくとも、仕事を出来るようにしています。
まとめ;嫌なこと、全部辞めても生きられる
本書は、以下のことがとても参考になります。
- お金に囚われすぎない生き方
- 自分の得意なことで生きていく
- ストレスを軽減する方法
こんな考え方もあるんだな、そう思わせてくれる本です。
自分の常識に囚われがちですが、違う考え方を取り入れるのは大事ですね。
これからの生き方を考えるためのヒントが詰まっているので、面白い読書体験になることをお約束します!