【書評、感想】社長って何だ! 丹羽宇一郎著

書評

 

社長って何だ!は、こんな人に読んで欲しい

 

  • リーダーを任されているが、振る舞いが分からない
  • 仕事に情熱が持てない人

 

社長って何だ!と言われても、知らないなと思い、この本を取ってみました。

表紙にもこれからのリーダーのための本と書かれています。

サラリーマンとして学ぶものがあると感じたので、読んでみました。

 

 

目次

社長って何だ! 参考になった点

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この本のポイントは、これです。 愛され、かつ恐れられるリーダーになりなさい

それは、なぜか?

部下に優しさばかりを見せていると、下に見られ、結局仕事が上手くいかなくなるからです。

なんで、そんなことになるのか?

理由は、自分に自信がないからです。

自分の言動に自信があれば、結果、嫌われようとも必要なことは言うし、やることはやります。

 

とはいえ、自信があるから、何を言ってもいいわけではないこと、間違えてはいけません。

少し間違えると、パワハラ、モラハラになるので、言い方や伝え方は気を付けねばなりません。

その時、結果が出れば良いという短絡的な考え方は、NGです。

 

会社にとって、一番大事なのは人材育成です。

一度失うと、取り戻すのは難しいでしょう。

そのため、中心となる考え方は、部下第一です。

厳しく指導もするが、フォローもするし、常に気に掛けている人間が理想です。

難しいですが、部下第一という考え方で、他者に軸を置く考えがないと、リーダーとしてはやっていけないでしょう。

社長って何だ! 納得がいかなかった点

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これは、ちょっとなと思ったところが1点だけあります。

収入の幸福度は、700万~800万円が一番幸せで、汗水流すお金が一番

という主張です。

700~800万円の収入が一番幸せと出ているので、税金の関係で可処分所得のバランスが良いのがこの辺りであるからじゃないでしょうか。

先日もサラリーマンの増税があったばかりなので、これから幸福度が一番高い収入はどんどん減っていくことになります。

 

伊藤忠商事の平均年収は、1,383万円です。分布までは分かりませんが、大半の人が幸せでないということはないでしょう。

高度経済成長期を生き、成功されている方とは、どうしても感覚がズレるのでしょうか。

高収入でも幸せな人生があっても良いと思うのですが。。

社長って何だ! 一番ためになった点

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とはいえ、社長としてやっていくのに一番大事なことは、

圧倒的な努力が必要である

これに尽きます。

 

今更ですが、圧倒的に努力をされ、結果を出されている方なので、納得です。

 

海外のビジネスマンは、働く時間が短いというのは、勘違いと指摘しています。

家でも昼夜いとわず、仕事をしている姿を見て、このままでは勝てないと思ったそうです。

 

その中でも、読書は大事で、どんなことがあっても、1日30分読書をするのが日課だそうです。

やはり、読書は大事ですし、日頃の努力が欠かせないですね。

まとめ;社長って何だ! リーダーとして大事なことがわかる

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丹羽さんの今までの経験と、社長・リーダーとしての心を半分ずつで書かれています。

経験談は、参考になるものもあれば、血気盛んで真似すると、大変なことになるものもあります。

喧嘩エピソード、多かったな。。

 

引用されている本は、古典も多く、出口治明さんと重なりました。

経営者は、本をたくさん読んでいる人が多いですね。

知識も大事ですが、人として、信頼されるように努力しなければと決心するに、良い本です。

 
先頭に立って仕事をする人は、交渉力も大事です。
 
一緒にこの本はどうでしょう?