こんにちは、年間70冊のビジネス書を読んでいるたべっちです。
今回は、樺沢紫苑先生が書かれたアウトプット大全について、買う価値があるのか、読んだ感想や大事だと感じたポイントを中心にお伝えしたいと思います。
まず、本書の結論を先にお伝えしますね!
本書の結論;インプットだけしてても、アウトプットしないと意味がない
本書を読むと、アウトプットの具体的な方法やトレーニングまで触れているので、今まで何となくやっていた人には絶対に買いの1冊になっています。
☑ 本書が買いの理由
- アウトプットの基本を客観的データから紹介している
- アウトプットの方法が網羅されている
- アウトプットのトレーニング法が具体的でわかりやすい
目次
アウトプットの重要性
著者の樺沢紫苑先生は、人生を変えるのはアウトプットだと仰っています。
著者のアウトプットは、一部でもこんなにあります。
- メルマガ、毎日発行 13年
- Facebook、毎日更新 8年
- YouTube、 毎日更新 5年
- 毎日3時間以上の執筆 11年
- 年2〜3冊の出版 10年連続
- 新作セミナー 毎月2回以上 9年連続
めっちゃ多くないですか?
こっちは、ブログが毎日更新もできないのに、これだけ出来るのはストイックにやっているのではないか?と思います。
しかし、違うのです。
- 18時以降は働かない
- 映画を月10本以上、鑑賞
- 読書を月20冊以上
働きすぎてないし、インプットの時間も大事にされています。
アウトプットのやり方を工夫し、インプットとアウトプットのバランスを取ることで、ここまでのことが出来るのか!?
ここまでのアウトプットが出来る人がどんなやり方をしているんだろうか?
その答えが、アウトプット大全に書かれています。
本書では、アウトプットのコツや考え方を80個紹介されています。
全部は紹介出来ないので、僕が特に大事だと思ったポイントを紹介していきます!
アウトプットの基本法則
ここでは、アウトプットの基本となる考え方を紹介します。
常識だと思っていた内容と違うと思いますので、先入観なく見てください!
インプットとアウトプットの比率は、7:3
心理学実験で、人物の略歴を暗唱する実験を行い、覚える時間(インプット)と練習する時間(アウトプット)を変えながら、比較しました。
結果、インプットが40%のグループが一番の成績を出しました。
また、年齢が上がれば、インプットが30%のグループが一番の成績という結果になりました。
つまり、初心者には40%、熟練者は30%のインプット時間が最適だとわかります。
意外じゃないですか?
我々が、長年学校でやってきたことと逆なんですね。
授業がインプット、テストがアウトプットだと、その割合は、9:1くらいでした。
学校での習慣により、インプット過剰、アウトプット不足になっているのです。
これからは、インプット:アウトプットを3:7を意識して、やってみましょう。
アウトプットは、2週間に3回以上
最初覚えたことでも、しばらくしたら忘れてる経験はないですか?
脳は何回も使う情報だけを覚えるようになっているためです。
脳の海馬に情報は仮保管され、何度も使う大事な情報と判断した場合のみ、側頭葉の長期記憶として保管されるのです。
例えば、本を読んでも内容を全然覚えていないことって、誰しも経験があると思います。。
読んだ本の内容を1回で覚えるのは、脳は出来ないんですね。
繰り返し使うことで、忘れなくなります。
2週間に3回、情報に接することで、長期記憶になると言われています。
たとえば、一度読んだ本でも、1週間後にもう一度読むようにしてみると、内容を覚えることができます。
特に大事な情報は、繰り返し触れるようにしましょう!
アウトプットにフィードバックは必須
アウトプットを増やるだけでは不十分です。
アウトプットした結果を振り返る必要があります。
これは、ご存知PDCAのことです!
アウトプットとは、何か行動を起こしているので、結果が良かったのか、次からどうすべきかを振り返りましょう。
試験勉強でも、間違った問題をそのままにしたりしませんし、仕事でもミスしてほったらかしにしないです。
起こした行動に対して、次回どうするかを考えましょうね。
どうしてもわからない場合は、誰かに相談するのがベストです!
僕も自分で考えるだけでは、改善できないなと感じたら、必ず誰かに相談するようにしています。
チェックして、アクションを変えていくことを意識しましょう。
アウトプット大全 (Sanctuary books)が気になる方は、こちら>アウトプットをトレーニング
アウトプットの基本的な考え方はわかったけど、実際どうしたらいいのか分かんないよという方の為に、
ここでは具体的なトレーニング方法を紹介して行きます。
日記を書く
何を書けばいいか分からない人は、日記を書きましょう!
ここでは誰かに見せる意識をせずに、その日の出来事を書いていきます。
その際、大事にしてほしいことを3つお伝えします。
- ポジティブなこと、良かったこと、楽しかったことを書く
- 時間制限を設ける
- 毎日書く
1日をポジティブな感情で終わらせることが大事です。
ダラダラ書かず、1回5分程度で書くようにします。
そして、僕が思う1番大事な点は、毎日書くことです。
毎日書くことで自然と文章の質が上がっていきます。
継続第一でやっていきましょう!
読書感想を書く
本を読んだら、それで終わりではもったいないです。
読んだら、本の内容を自分なりに整理しましょう。
本の内容を纏めるときは、次の3点を意識しましょう。
- 本を読む前の自分は○○でした
- この本を読んで、こんなことに気づきました
- 今後、こんなことを実行しようと思います
大事なことは、本を読んだ後にどんなことを実行するかを書くことです。
必ず今までの自分から変わる新しい行動を書いて、実行しましょう。
SNS、ブログで発信する
この記事を読んでいる方は、SNSから来ている方が多いと思うので、すでにやってますよね!
自分が纏めた読書感想(まさにこの記事!)を上げることは緊張感を生んで、中途半端なものは出せないとなります。
ブログ上げる時って、毎回緊張しません?
緊張感があるから、質を上げようと意識するので、すごくいいサイクルになります。
記事上げます!と宣言すると、〆切効果も出ますよ。
発信しても炎上したり、叩かれることなんてほぼないです。
自分の思ったことはどんどん発信していきましょう!
(明らかに他人を攻撃する意図があるのは、NGですよ。)
アウトプット大全 (Sanctuary books)が気になる方は、こちら>まとめ;アウトプットは人生を変える
アウトプット大全の内容をおさらいします!
☑ 本記事のまとめ
- インプットとアウトプットの黄金比は、7:3
- 長期記憶に定着させるため、2週間に3回思い出す
- アウトプット後のフィードバックは大事
- 日記、読書感想を書こう
- SNS,ブログで発信をしよう
我々は学校教育でインプットを多くする習慣が身についています。
しかし、1番身につくのは、アウトプットが7割の時です。
本書は、社会人になってから仕事の成果を上げたい、仕事に必要な試験に合格したい人のためのヒントが書かれています。
既に結果を出している同期や後輩を追い抜くため、本書を活用してみるのも1つの方法です!
僕もこの本からヒントを得て、本業も副業も成果を出せるようアウトプットを続けていきます!
本を読む時間がない人におすすめの本が”死ぬほど読めて忘れない高速読書”です。
本を読んだ後の行動を重視している点で、本書と共通しているので、両方読むと、アウトプットの達人になれますよ!